禁忌の魔法士と呼ばれて迫害されてきました。ところで近頃神域の聖女様が毎晩布団に潜り込んで来るのですが、これってどういう状況ですか?

著者:安居院晃

遥か昔に滅びたとされる古代文明の時代に存在した魔法──禁忌魔法の使い手であるがために、街中から迫害を受けてきた少年──クローリア。
彼はある日、いつものように森の中で狩りをしていたのだが、迫害者である狩猟者に矢を放たれ、殺されかけてしまう。
暗闇に沈んだ意識が戻ると見知らぬ風景に、隣には絶世の美少女が。
「今日から一緒に暮らしましょう。今まで迫害されてきた分、私が幸せにしてあげます!」
迫害生活から解放されたクローリアを待っていたのは、重い愛情を向けてくる聖女様との共同生活。
しかしずっと一人で生きてきたクローリアにとって、聖女様との二人暮らしは慣れないもので、悪戦苦闘……というよりも、常に傍を離れない彼女に心拍数が上がりすぎで!
「聖女様、一旦離れてくれませんか?」
「嫌です♪」ドキドキしていることを悟られないように、今日も一日を過ごしていく。
愛情は あってもいいけど 程々に。
              クローリア。…続きを読む

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