小説家になろう 庭守りと主 物心ついたときには、その庭が私の働き場所であり唯一の居場所だった。そこ以外に所属すると感じられる場所はなかったのだ。 庭の主との約束は、庭を手入れしてきれいに保つことと、客人が来たときは目につかぬように姿を隠しているととの2つ。 私にとってはこの庭が世界の全てで、主のためにこの庭を美しく保つこと.... 著者 : 雲丹屋 2023.08.11 小説家になろう