星屑拾いのコブラ

 巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』
その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の監視、補佐として国外へと旅に出る。任務とは、オフィックス王国に昔から伝えられている儀式『星巡り』を完遂させることだった。オフィックス王国を囲むように点在する12の国で行われる『星巡りの儀式』にコブラたちは挑んでいく盗人と騎士が織りなす冒険ハイファンタジー。
 彼ら二人が国を出てすぐに出会ったのは骸骨を被った少女であった。彼女と、オフィックス王国の外にいる集落は何者なのか。そして辿りつく住民が全て眠っている第一の国アリエス王国で出される『星巡りの儀式』とは――。
 12の国を巡る長編ファンタジー第一弾開幕。

レビュー