三十六日間の忘れ物

三月六日。その日、僕は事故にあった――らしい。
そして三十六日間の記憶をなくしてしまった。

無くしてしまった記憶に、でも日常の記憶なんて少しくらい失っても何もないと思っていた。

記憶を失ったまま幼なじみの美優に告白され、僕は彼女に「はい」と答えた。
楽しい恋人関係が始まったそのとき。

僕は失った記憶の中で出会った少女のことを思いだす――
そして僕はその子に恋をしていたと……

友希が出会った少女は今どこにいるのか。どうして友希は事故にあったのか。そもそも起きた事故とは何だったのか。
少しだけ不思議な一人の少年の切ない恋の物語です

毎日16:00に更新中
最後まで書いてありますので、必ず完結しますっ

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