Break World Online 〜忌み嫌われ批難される吸血鬼は人気配信者に

著者:ハッピー

 平均的女子高生を自称する戸沢莉緒は、友人でもあり配信者でもある小野寺恵理子の誘いもあって、様々な斬新かつ王道な要素によりサービス開始からもうじき三周年を控えるVRMMO『Break World Online』のタイトルを【RIO】名義で配信者としてプレイすると決断する。
 配信者とはいえプロは目指さずアマチュア一貫として活動すると決めているが、プレイの動機を話すとするなら、現実世界では凡庸でしかない自分でもせめて仮想世界ではプレイヤー間のトップに立ちたいとの願望があったからだ。

 しかし、紹介されて流れてきた恵理子のリスナー達は皆一様に驚愕する。
 何故なら、ピーキーで使いづらい性能な上に人類と敵対関係にあたる種族《吸血鬼》に選ばれたのをいいことに、開幕から住民NPCを躊躇なく殺害しては眷属に変え、G(ジェノサイド)ルートを志し悪役ロールプレイとして突き進むだのと、誰がどう見ても平均的女子高生の発想からは常軌を逸したプレイスタイルだったのだ。

 血を吸って強くなり、偽善にまみれた連中のディストピアを破壊する。
 いつしかRIOの元には、このゲームの民度に心折れ引退に追いやられたかつてのプレイヤー達が視聴者として続々と集うのであった。

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