ブラック企業を飛び出すように退職した日菜(ヒナ)は、家で一人祝杯を上げていた。一緒に祝ってくれる家族はもういない。
不意に落ちたペンダントトップへと手を伸ばし——気がつけば、見知らぬ場所にいた。
周囲を取り巻く巨大なぬいぐるみたち。巨大化したペンダントトップ。
あれ? もしかして私……
ちっちゃくなっちゃった——!?
なーんてね。夢でしょ、夢! ——と思っていたけれど、一向に目が覚める気配はなく。
空腹感も尿意もある異様にリアルな夢の中、鬼のような形相の家主から隠れてドールハウスで暮らしてみたり、仮眠中の家主にこっそりと触れてみたり。
姿を見られたが最後、可愛いもの好きの家主(次期王様)からの溺愛が止まりません——!?
■完結しました。
レビュー