六歳の誕生日。ここが前世で愛読していた異世界恋愛系ライトノベル『僕の心臓を君にささげよう』、略称『僕心』の世界だと気づく。
私は登場人物のひとり、悪役令嬢のアリソンに転生した。
私に割り振られたのは、庶民である主人公を虐め、彼女と恋に落ちる攻略対象(王太子等)との恋路を邪魔する役。
しかしそんな悪役をやるつもりはない!
だって最終的に破滅し、バッドエンドを迎えることが確定してるからだ!
私は決めました。主人公たちの恋愛の邪魔はしません。
敵を作らないように立ち回り、もし破滅したとしても大丈夫なように魔術を極めようと思います。
……って思ってたら、知らぬ間にメイドやパパ等、周りの人たちから、めちゃくちゃ溺愛されるようになってたんですけど?
しかも主人公・攻略対象全員からモテてたんですけど!?
あ、ついでに世界最強の魔術師になってました。
レビュー