伯爵家の長女に生まれたアメリーは、父親の譲りの茶髪と黒い目の地味な少女だった。
アメリーの両親は、母親譲りの金色の髪と青い目を持って生まれた彼女の兄と妹と弟を溺愛し、アメリーを冷遇した。
祖父母はアメリーの将来を憂い、勉強や刺繍や詩を教えた。
しかしアメリーのそんな努力も虚しく、年頃になった彼女は妹達に婚約者を奪われてしまう。
一番目の婚約者は次女イメリーに奪われ、二番目の婚約者は三女のウメリーに奪われ、三番目の婚約者は四女のエメリーに奪われ、四番目の婚約者は次男のオメリーに奪われてしまう。
しかも四番目の婚約者のグッズー男爵令息は、愛人として男爵家に行き、弟の代わりに子供を産めという。
堪忍袋の緒が切れたアメリーは家出をした。
雨の中トボトボと歩いていたアメリーは、偶然貴族学園時代の親友の弟のエリオットと再会する。
再会した彼は誰もが振り返る美少年に成長していて……。
※ヒロインは最初辛い目に遭いますが、ヒーローと出会ってからはひたすら甘やかされます。
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タイトル変更しました。
・旧タイトル「四度目の婚約破棄〜三人の妹に婚約者を奪われた私は、四人目の婚約者を美形の弟に奪われました。結婚は弟とするから、愛人になって子供だけ生んでくれ? ふざけんな!」
・新タイトル「四度目の婚約破棄〜妹と弟に婚約者を奪われ行き遅れた私は、年下の美少年公爵令息に溺愛される」
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