逃げた先で。

著者:ユウキ

「すまんが、どちらか侯爵家に嫁入りしてもらう事になった」
執務室で告げられた父の言葉を、姉と二人で黙って聞いた。姉の「若い方が」という言葉をスルーして「取り敢えず時間も遅いし明日朝に話そ?」とぶった斬り、この面倒なお話から一目散に逃げるべく、自室へと駆け込んだ。
●「別に要りませんけど?」の妹の物語。

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