星降る夜のラストダンス

著者:佐月依子

伯爵令嬢リゼット・ハーシェルは、幼いころから従兄のフィリップに片想いをしていた。けれどその想いは、社交界デビューによって叶わない夢であることを知る。そしてデビュタントであったシーズンも終わるころ、父から縁談があることを聞かされたリゼットは、長年の片想いに終止符を打つために、憧れていたラストダンスをフィリップに申し込む。

失恋の痛みを引きずったまま顔を合わせた縁談相手は、静かな佇まいが印象的な若き辺境伯、アルバート・ノイマン。何かを抱えているように見えるアルバートと、リゼットは少しずつ向き合っていく。

政略で結ばれた婚約は、リゼットに何をもたらすのか。

*西洋をモデルにした、架空の国が舞台です。国や人物の名称は、語感を優先したため複数の言語圏のものが混ざっています。ご了承ください。
*3/29 完結しました。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー