「ルチアーノ王太子殿下の婚約者は…………リーハ・ハイドリアに決定する!」
「えーーーーーー!」
王太子殿下の婚約者発表パーティー。12歳の時婚約者候補の1人に選ばれてからと言うもの、自分が選ばれないよう必死に頑張って来たリーハの叫び声が響いた。
最初は他の婚約者候補達から悪女に仕立て上げられる事が嫌で婚約者になりたくなかった。
やることなす事あげ足をとられ、完璧な悪役に仕立て上げられていたから。
でも今は違う。好きな人が出来てしまっていた。
好きな人が出来てからと言うもの、より一層王太子の婚約者に選ばれないように励んでいたつもりだったけど……実は本物の王太子の手の平の上だった?
お互い片思いだと思っている本物の王太子と恋に素直な令嬢の恋物語。
「ルイスの小さな夢」以降恋愛要素強めです。
というか余計なものは一切省いて二人の恋ばかり書いてみました。
レビュー