副業:探索者(三十五歳)の逆転~ダンジョンで封印されていた精霊と共に、探索者の天下を取ろうと思います~

著者:ロウ

2050年、世界中で同時に異空間へと繋がる扉が発生する出来事が起きた。異空間の中には空想上のモンスターが徘徊しており、のちに人類は異空間のことを【ダンジョン】と呼ぶようになる。ダンジョンの中は非常に危険であったが、科学技術を大きく進歩させる素材やアイテムなどが存在しており、国は軍を派遣して調査や採取を行っていた。やがて、ダンジョンからモンスターが出てくる【大氾濫】を通してダンジョンやモンスターに対する理解が深まると、探索や採取を生業とする【探索者】という職業が生まれることとなる。その結果、ダンジョン探索は軍だけの領分ではなくなり、探索者がダンジョン探索の主流となっていく・・・。そして、ダンジョン発生から約五十年の月日が経った頃、本業:会社員の澄原健一はいつも通りの業務を終え、副業としてやっていた探索者の業務をこなすため、東京・第三十八ダンジョンへと向かっていた。ダンジョンに到着した健一は、安定して狩れるモンスターを次々と倒していったが、休憩を行う際にもたれかかった壁が崩れてしまい、未知の通路を発見することとなる。健一が怪訝に思いながらも通路を進んでいくと、その先には神を祀るためと思われる、美麗な部屋が存在していた。芸術的な内装に目を奪われる中、健一はふと中央にあった祭壇へと目を向ける。そこにはなんと、一人の美しい少女が、こちらに気づくことなく深い眠りについているのであった。※登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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