聖女追放!………とは直接関係なかった子爵様

 馬鹿な王子によって聖女が婚約破棄され、追放される。その結果、国を守る結界は失われて王国は滅んでしまった。馬鹿な奴らは皆殺しだ。
 追放された聖女様は、隣国の王子に溺愛されて、幸せに暮らしましたとさ。

 そんなありきたりな物語の裏側で、確かに生きた男がいた。
 そんな男の生涯によって、動かされた者達がいた。

これは、物語に語られる事すらないとある領主が、己の義務に従って生き、遺された者達に確かに何かを残す物語である。

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