妹が約束を破ったので、もう借金の肩代わりはやめます

 
「わたしも好きだけど……いいよ、姉さんに譲ってあげる」

 双子の妹のステラリアはそう言った。

 幼なじみのリオネル、わたしはずっと好きだった。 妹もそうだと思ってたから、この時は本当に嬉しかった。

 なのに、王子と婚約したステラリアは、王子妃教育に耐えきれずに家に帰ってきた。 そして、

「やっぱり女は初恋を追うものよね、姉さんはこんな身体だし、わたし、リオネルの妻になるわっ!」

 なんて、身勝手な事を言ってきたのだった。

 ※この作品は他サイトでも掲載されています。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー