見捨てられた令嬢と呪われた王子

著者:八十八

男爵家の次女セシリアは魔術の才に恵まれなかったため勉学で努力を続け、アカデミーでの研究成果が認められて『聖女』の候補者に登り詰めた。しかし、机に噛りついてばかりのセシリアは界隈で『魔女』と揶揄されており、両親はそんなセシリアを冷遇して魔術の才がある姉のエレノラを聖女として推した。同時にエレノラは妹のセシリアを失脚させるべく王室に働きかけ、『呪われた王子』と噂される第四王子ハロルドの世話役にセシリアを推薦する。なんでもハロルドは魔力暴走を起こす症状に悩まされており、近づく者は死の危険すらあるという。それでもセシリアは毅然とハロルドのもとに向かい、接触を拒絶する彼の手を優しく握ってみせた。

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