王太子殿下の婚約者は公爵家の娘です。

著者:Nakk

 わたくし、リタ・ローディルが公爵領の屋敷でのんびりお茶を飲んでいたら、幼馴染であるアルマニア王国王太子殿下が押しかけてきました。

「頼む!助けてくれ!」

 彼は今度入学するライレック王立学園に行くのが嫌だそうです。自分の前世の“乙女げーむ”のヒロインに会って、自分が攻略されるのが怖いとか。
 王太子だから入学を断るわけにいかないでしょう?“げーむ”とかはよく分かりませんが、彼はこの国で大事な大事なお方。仕方ありません。わたくしも入学は心底面倒ですが、そばにいて殿下がその子に恋しないか確認してあげますから。だからそんな情けない顔をしないでくださいな?あなた、この国の王太子ですよ?

R-15は保険です。

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