宮廷から不必要とされた【解毒師】のお仕事。~クビにされたけど婚約破棄されて毒殺間近の公爵令嬢を助けたら拾われて、しかも以前より好待遇で幸せなので、これからは自由に生きたいと思います~

著者:あざね

 リフレス・フリングスは、宮廷で不要と呼ばれた【解毒師】だった。
 魔族との戦争が終結してから毒殺などといった謀略はなくなり、彼の生業は無用であるとされたのである。そしてある時、ついにリフレスは宮廷治癒術師を解雇処分となった。

 途方に暮れるリフレス。
 街の中で立ち尽くしていると、そんな彼に声をかける少女があった。

「お姉ちゃんを助けてください……!」

 曰く、婚約破棄された彼女の姉が毒を盛られたという。
 リフレスは必死に蓄えた知識を費やし、その少女の姉を助け出したのだった。

 助けた後に明かされたのは、その姉妹が公爵家令嬢であること。
 そしてリフレスは、公爵家で雇われることとなった。

 だがそれ以降、彼の周囲では不思議なことが起こり始める。
 街の人々を襲う謎の病や、陰謀渦巻く事件の数々。

 リフレスはそれらを解決し、周囲に認められることとなる。
 そして、彼は王都に迫る闇を知ることとなった。

 これは不要とされた【解毒師】が認められ、人々を救う物語。

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