追放先は死の荒地~無能は消えろと辺境に追放された。だが、歩くだけで聖域化するチートスキルで丸ごと【神の領域】にして極楽スローライフ。いつの間にか、実家は瘴気まみれになってるが彼らは生きているだろうか~

 サンクアリ伯爵家長男のユチは、周囲を聖域化するスキル<全自動サンクチュアリ>を持っている。
 邪心だらけの父親と義弟に引き寄せられる瘴気をせっせと浄化する毎日を送っていた。
 だが、心が死ぬほど汚い彼らに瘴気は見えないので、ユチは無能の厄介者と虐げられている。
 そんなある日、義弟に類まれなるスキル<ドラゴンテイマー>が現れたことで、ユチは瘴気まみれの“クソ土地”と呼ばれる辺境へ追放された。

「人生なるようになる」が信条のユチは、気ままにスローライフを送ることに。
 ユチが聖域化していくうち、“クソ土地”は真の姿を現す。
 畑からは激レアな作物が無限に収穫できたり、鉱山は超貴重な鉱石の宝庫だったり、村の大木は古の世界樹だったり――“クソ土地”と呼ばれる辺境は、史上最高の領地へと変貌する。

 一方で、サンクアリ家は瘴気に汚染され始めた。
 そうとも知らず、父親と義弟はユチの下へ凶悪な盗賊団や暗殺者を送る。
 しかし、聖域により刺客たちは改心し次々とユチの仲間にされてしまう。
 挙句の果てには、義弟がテイムした古のドラゴンさえも……。
 やがて、体調は悪くなり、経済的にも貧しくなり、使用人たちは凶暴になり……と彼らの人生は最悪のものになっていく。

※旧タイトル:クソ土地に追放されたが【領地を聖域化】して極楽スローライフする~実家が超有能な刺客(後に仲間)を送ってくれるので領地が勝手に発展していく。そして、実家は瘴気まみれになってるが彼らは生きているだろうか~

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