陰キャな僕がネットで評判のソングライターであることを、クラスの陽キャな歌姫だけが知っている

著者:水卜みう

岡林紅太郎はザ・陰キャラな高校1年生。趣味は独りでパソコンに向かって曲を作ること。

皆に内緒でその歌をYouTubeにアップしているのだけど、歌の下手さと妙な曲のクオリティの高さが相まって不本意ながら評判になっている。

本当ならもっと歌の上手い人に自分の曲を歌ってほしいのだけれども、あいにくそんなコネクションなどなく途方に暮れていた。

ある日、誰もいない音楽室でピアノを弾きながら歌っていると、なぜかドアの向こうにはクラスの陽キャラである鵜飼茉里奈が紅太郎の歌に聞き耳を立てていた。
『歌姫』とも呼ばれるほど歌の上手い彼女は、どうやら紅太郎の曲の大ファンで、勢いあまってこんなことを言うのだ。

「ねえ、岡林くんのそれ……、私にちょうだい?」

これは、太陽みたいな歌姫ヒロインと、実力が日の目を見ない月みたいな主人公の織りなす、サクセスストーリーなラブコメディ!

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