重なるシルエット〜違和感の先にある真実

著者:haya-neru

俺は近藤 元(こんどう はじめ)。現在大学3年の21歳。幼馴染でもある桜井 真希(さくらい まき)と言う彼女が居る。彼女は気の強い女性でハッキリとした物言いをするので、俺は口喧嘩では勝てた試しがない。そんな彼女と対等に言い争う事が出来るのが、俺の親友でもある石井 幸助(いしい こうすけ)。毎日のように言い争う2人を止めるのが、幸助の彼女である村井 桜子(むらい さくらこ)と俺の日課でもある。幸助と桜子も古くからの付き合いであり、俺達4人は仲の良い4人組でもあった。そんな4人が同じ大学にまで一緒に通っているのは、もはや奇跡といってもいいだろう。そんな大学生活が続くある日。俺は1人講義を終え待ち合わせで場所であるテラスへ向かっていたんだが、そこでありあえない光景を目撃する。その事は俺に衝撃を与え拭えない疑念を植え込む事になるんだ……。

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