関係を終わらせるために他の男をけしかけたんだが墓穴を掘っちまったらしい

著者:赤茄子橄

子どもの頃から俺にアプローチを続けてきた彼女、鬼門緋雪(きもんひゆき)ちゃん。

見た目は抜群にいいんだが、いかんせん彼女の実家の家業は黒いも黒い。真っ黒だ。
追い込まれた女性の春の売買の斡旋、高利貸し、野郎の人身売買となんでもござれ。

そんな家を継ぐことになるなんて、俺はごめんだ。

だから彼女に他の男をけしかけて、離れる作戦を実行した…………わけなんだが。

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