真なる妃と呼ばれた少女

著者:汐の音

「レアノーラ。離縁しよう。明日までに城を出てほしい」
「えっ」

 青天の霹靂。
 たったそれだけで言い表せるほどの簡潔さでその人は|宣《のたま》った。いちおう、三年ものあいだ連れ添った相手だった。
(※冒頭より抜粋)

   *   *

 日本で暮らしていた少女・愛美(アミ)は、気が付くと異国の森の入口で倒れていた。拾ってくれた皇后陛下いわく、そこは異国どころか異世界なのだという。
 やがて、愛美はレアノーラという名を賜り、『真の妃になる』と託された予言どおりに歳の離れた新皇帝の妃となるが、突然離縁を申し渡されてしまい――?

 R15は保険です。
 運命に翻弄されたようで、しっかりと大切なものを見つけた女の子のお話。

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