死神辺境伯は幸運の妖精に愛を乞う〜間違えて嫁いだら蕩けるほど溺愛されました〜

オルステット公爵家のアミティは白い髪と金の目を持つ色のない不吉な子供として白蛇と呼ばれ、家族から疎外されて使用人の一人として生きてきた。
ある日、戦場の死神と恐れられているシュラウド・ハイルロジア辺境伯から妻に娶りたいとの打診が来る。
父に言われるまま辺境伯家に送られるアミティだが、本当は妹のシェイリスを望まれていたのだと知る。
オルステット公爵は、いらない方の娘を取り違えたふりをして辺境伯に渡そうとしたのである。
すぐに公爵家に戻ろうとしたアミティだが、シュラウドに引き止められる。
妻という立場でいてくれたら何をしても構わないと契約を持ちかけるシュラウドは、アミティにまるで興味がないように見えた。
シュラウドは辺境伯家に居て良いと言ってくれたが、迷惑をかけたくない。アミティは辺境伯家を逃げ出すが、シュラウドはアミティを追いかけてきて「自分のものにする」と言う。
ハイルロジア辺境伯家の言い伝えに、幸運を運ぶアウルムフェアリーというものがあり、アミティは言い伝えの妖精に姿がよく似ているのだと。
そうして、溺れるように、愛される日々がはじまった。
溺愛が書きたい。そんな話です。

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