忠誠心がないと言われたので婚約を解消してあげました。

著者:さこの

 ルビナにはディートと言う婚約者がいる。お互い子爵家で年も同じ。

 政略結婚と言うわけでもなく、隣の領地で親同士も良い関係。お互いの領地の発展にもなるだろうしという事で決まった婚約だった。知らない人と結婚するよりも幸せだとルビナは思っていた。

 ある日ルビナとディートは街歩きをしていた。ディートと同じクラスで最近仲がいいパトリシアと言う令嬢と偶然会う。

 お話中に邪魔してはいけないと、店内を見ていたらディートもパトリシアも居なかった。

 ルビナは置き去りにされ、店の人の好意で家に送ってもらう事になる。

 その後思い出したかのように、ディートはルビナを迎えにきたら既に帰った後で……

 次の日ディートは登校してきたルビナに暴言を吐く。

 “犬の方が大人しく待っていられる。忠誠心がない……”

 ルビナは犬以下と言われ婚約の解消を求めることに。置いてかれていたルビナを見ていた店のオーナーに興味を持たれる事になる。

 全100話で完結となります。アルファポリスさんでも公開しています。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー