『上へ落とされる』だなんて、素敵な言い回しですね

著者:あさぎ

私はとある貴族の令嬢だ。
お茶会の帰り、迎えの馬車が来るのを待っていると……『階段から突き落とされた』と突然主催の女から難癖をつけられてしまった。

謝罪をしろと言われるも応じずにいると……やがて彼女は周囲の無関係な人達まで巻き込み、少しでも味方を増やそうと御涙頂戴の芝居をし始めた。

彼女の口任せのデタラメ話は周りの人々を信じ込ませていき、あっという間に悪者にされてしまった私。

しかし。
そこで勝利を確信して調子に乗った彼女は、余計なひと言を言ってしまい……事態は一変、私の『不戦勝』で終わったのであった。

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