異世界に存在する唯一絶対の帝国、シュバルツ帝国。
その帝国を支える規格外の魔力を持つ五大貴族。
俺はその五大貴族の中でも最強と呼ばれた紫電家の跡継ぎだった。
だが紫電家は突如帝国すべてを敵に回し、遂には滅ぼされてしまった。
だが俺だけがこちらの世界に逃がされて生き残ってしまった。
俺が生き残った意味は分からない、それでも俺は帝国が紫電家を滅ぼした理由を知りたい。
父さんを、母さんを、紫電の一族が滅ぼされた理由を知りたい。
だからこの世界の人間として、異世界の帝国に侵略されているこの世界の味方をすることにした。
この世界の軍隊、世界連合軍の一員として俺は帝国と戦うことを決めた。
この先に何があるかはわからない。
でも俺は進むしかないんだ。
この胸の中で暴れまわる紫の雷の赴くままに。
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