「お前の魔術は最弱だ」と告げられた少年、すべての属性と効果を作り出せる最強の「魔石術」で自覚なく辺境開拓する。実家は魔石を侮ったせいで崩壊に向かった模様。

著者:ラチム

魔術師の名家に生まれた11歳の少年リオは落ちこぼれだった。
兄と違い、リオは魔石を作り出す魔術以外を習得できない。
威力偏重主義の魔術社会において、リオの魔石術は歓迎されていなかった。
両親はリオに魔石を作らせてこき使うことを決めた。
「生まれたからには私達のために金を稼げ。それが恩返しだ」
過酷な日々をおくりながら、リオはいつか認められると信じて働き続けた。
しかしある日、リオは自分が死ぬことを両親が望んでいると知る。
衝撃の事実にショックを受けたリオは家出を決行した。
そして名も知らない辺境の集落に辿りつく。
衛生環境も悪く、ろくに食料もない限界集落にてリオは魔石術を使って人々を救うことを決意する。
水が湧き出る風呂やキッチン、全属性耐性がある家、炎と冷の魔石による冷暖房。
朽ちかけの集落で快適な生活ができるようになり、リオを失った実家は大失態をやらかしてしまう。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー