幼馴染の恋を邪魔して何が悪い ~陽キャイケメンの幼馴染でしかなかった俺、実はハイスペックでS級美少女達に好かれまくっていた件~

著者:早岐早多

 自称世渡り上手な高校二年生の会堂陸は幼馴染である千歳翠星の事が好きであり、周囲に内緒で何度も告白し続け、告白した数だけ失恋していた。
 翠星が同じく幼馴染であり陸の親友である阿光彰人に好意を寄せている事は知っていたが、陸は中々身が引けずにいた。
 彰人はイケメン且つ陽気な性格で、これが物語だったら正に主人公って感じの奴だ。
 陸には勝ち目がないと判っていたが、もう一人の幼馴染である佐原千夜含め多くの女子にモテまくっている事を知っていたため、逆に考えれば・・・彰人が誰かと付き合えば、負けヒロインとなった翠星は自分に振り向んじゃないかと考える。
 幼馴染の恋を邪魔して何が悪い! それくらい、翠星の事が好きなんだ!
 しかし、失恋した日は毎回体調を崩し、ショックの連続は感情の機微を損なわせるような陸は、親の雇った探偵によって生活習慣が良くない事を暴かれ、折角の一人(+猫一匹)暮らしだった筈が、従妹を送りこまれてしまう。
 そんな従妹、藍原美海が来てから、陸の生活は色んな意味で変わり始める。
 推しているバーチャルライバーが炎上したり、遂に彰人から待ちに待った恋愛相談を持ち掛けられたり、美海をナンパから助けたり、クラスメイト同士のいざこざに巻き込まれたり――。
 そんな中、陸の優しさにS級美少女達だけが気付き始める。

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