【連載版】断る――――前にもそう言ったはずだ

「寝室を分けませんか?」

 結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
 周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。

 けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
 他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。

(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)

 そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。

 ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
 そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【注意点】
こちらは同名短編の【補完用】連載小説です。
4〜5万字程度、一週間程度で完結(予定)となります。

連載版ではコゼットや彼女の父親、ヴィクトルの陰謀や、その顛末(ざまぁ)をきちんと描写するのに加え、短編に至るまでの経緯や間のエピソードを書いていきます。
(私の実力が至らぬせいで申し訳ないのですが、短編はテンポを重視したいのであのままの形で残させてください)

★重要★
エルネストはあくまでエルネストなので、胸糞シーンは寧ろ増えると思います。ヒーローと、話の結末については変わりません。

このため、短編のテンポ感、直接的なざまぁ描写なしの結末がお気に召した方、冷たいヒーローが嫌いな方は、連載版は読まない方が良いかも知れません。

以上、よろしくお願いいたします。

※この作品はベリーズカフェ様、アルファポリス様にも公開しています。

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