それでは皆さま、ごきげんよう

著者:桜木彩

「お前のような不美人を嫁にもらってやるだけ、ありがたく思うんだな!」

顔合わせの席で、突然ぶつけられた暴言。齢四の幼いミレーゼ・エドワルドはやや面食らいながらも、五つ年上の婚約者ダドリー・マルクスを見上げた。
――きょとん。
以降、ダドリーが叱責するたびに、ミレーゼは不思議そうに目を瞬かせる。

「学がない」と言われても、「常識がない」と言われても――義理の姉妹が、夫の愛人になろうとも。
――義理の姉妹(夫の愛人)に子どもが出来たようなので、離縁します!

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