二度の世界大戦とその後に訪れた近代化の大波は、世界中に存在していた様々な慣習を洗い流した。
諸々の『神聖なモノ』が失われた結果、現世と幽世の間に存在していた境界が揺らぐこととなった。
1990年代。オカルトだとか詐欺だと言われていた【霊的なモノ】が当たり前に現世に現れるようになった。
2000年代。それら【霊的なモノ】が異界と呼ばれる己の世界を構築することが当たり前と思われるようになった。
そして2020年代の今。人類は【霊的なモノ】を排除しなくてはならない存在ではなく、共存することができる存在として認識するようになっていた。
これはそんな時代に生まれた少年の物語。
題名は変更するかも。
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不定期投稿になります。
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