金の王太子、銀の王太子、クズの王太子

パーティの最中、あろうことか王太子ベルナルドは、婚約者である公爵令嬢ロミーナに向かって、事前の根回しも何もないまま、勢いに任せて婚約破棄を高らかに宣言した。

周囲がドン引きの中、王太子ベルナルド、男爵令嬢ブリジッタの二人はすっかり有頂天になり、自分たちが何をしでかしてしまったのか、全く理解できていない。

王国内に波紋がすぐに広まった。

この前代未聞の出来事に、ロミーナの父、王弟カルロ公爵は激怒。王太子の廃嫡を兄でもあるパオロ王に迫り、パオロ王は男系の伝統を守ろうと、一人息子の処分を頑なに拒む。

こう着状態の中、全ての問題解決が公爵令嬢ロミーナに託された。

そして、彼女が出した結論は……

伝説の泉にベルナルド王太子を投げ込むことだった。

◇◇◇

感想欄に女神様が可哀想だという苦情と、ゴミの不法投棄許すまじというコメントが多く寄せられるようになりました。
大変申し訳ありません。

そのため、急遽、女神様の救済措置を取るべく番外編を書きました。

婚約破棄ものからは遠く離れてしまい、異世界の雰囲気も台無しなものに仕上がってしまったので、終章で満足された方は見ない方がいいと思います。

重ね重ね大変申し訳ありませんでした。

ゴミの不法投棄、ダメ、絶対

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