届かなかった声

妻エミリアを裏切って騎士団長にのし上がった男。アルベルト・イェルクはいま、刑場の露と消える運命にあった。

断頭台に固定され、処刑されそうになる彼の目に、妻の姿が映った。

エミリアに軽蔑され、憎悪されていると思っていたアルベルト。

しかし、彼に向かってエミリアは叫んだ。

”愛しています” と

その時、彼の脳裏には楽しかった頃の思い出が蘇る。

そして、今まで一度も彼女に言えなかった一言を、なんとか彼女に伝えようとするが……

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