さようなら『完璧』な私、ごきげんよう『本当』の私。 〜傷物才女は自分らしく生きる〜

著者:しきみ彰

フレイヤ・イフェスティオは、直系唯一の後継ぎとして育てられた令嬢だった。
女ゆえに完璧を求められる日々。
そんなある日、彼女は事故に遭い傷痕が残るほどの大怪我を負ってしまった。
そのせいで入り婿が見つからず父には理不尽に叱られ、何より完璧でなくなったことに心がすり減っていく。
そんなとき決まった婚約者は、なんとフレイヤを意図的に傷物にした詐欺師だった。
あまりの衝撃に、フレイヤの心は壊れ……そして解き放たれた。

「見る目のない小者なお父様も、私をこんな目に合わせた詐欺師も必要ないわ」

私は私の力で当主になり、私らしく生き、そして今まで抑圧してきた人間全てに報復をするのだ――

「婿なんてもううんざり。独り身で生涯を終えて差し上げるわ」

そうは言ったものの、協力者の幼馴染との仲が急激に縮まりなんだかんだと恋をすることになる天才才女の快進撃。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー