ステラ・ミネルヴィーノは目つきが悪かった。婚約を破棄されたステラは、眼鏡との出会いをきっかけに地元を遠く離れた王都に就職する。侍女に抜擢され、騎士団長であるリベリオを始め王女殿下や王子殿下と関わるうちに、ステラの目はただの遠視でないことが判明する。
視察に観測手にと都合よく使われそうになったステラは、公爵家の甥である騎士団長のリベリオと入籍し結婚式を挙げる。けれど、幸せの最高潮に飛び込んできた報せはリベリオもとい公爵家そのものを揺るがす報せだった。
「この目に誓いまして」
これは不器用で真面目な主人公二人が手を取り合って幸せを手繰り寄せる物語。
レビュー