天下の大悪人に転生した少年、人たらしの大英雄になる -傾国の美少女たちと、英雄軍団を作ります-

 中華風の世界に暮らす少年、黄天芳(こうてんほう)。
 彼は父が連れてきた少女と出会い、ここがゲームの世界だということを思い出す。

 そのゲーム──中華風ファンタジー『剣主大乱史伝(ヒストリー=オブ=ソードマスター)』で、黄天芳は『天下の大悪人』として英雄たちに滅ぼされる運命にあるのだ。

 黄天芳が大悪人になった原因は、父が連れてきた少女、柳星怜(りゅうぎんれい)にあった。
 成長した星怜は後宮に入り、王に寵愛され、悪女となる。
 その義兄である黄天芳は権力を握り、『黄天芳破滅エンド』へまっしぐらに進むことになるのだ。

 ゲームスタートは、今から10年後。
 それまでに天芳は『破滅エンド』を回避しなければいけない。

 天芳は義妹の星怜が悪女にならないように、彼女を大切にすることを決める。
 さらに、いざというときのために『逃走スキル』を身につけることを計画するのだった。

 そうして修行を続けるうちに、天芳は義妹に愛され、親友と出会う。
 やがて武術を究めた黄天芳は、国の重要人物になっていくのだった。

 これは『破滅エンド』を回避し続けた少年が、愛される大英雄になっていく物語。

※R15は念のためです。
※「カクヨム」にも投稿しています。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー