なあ、そんなヤツやめとけよ

著者:にやり

「美奈子、俺と付き合ってくれ!」
「……ごめん、やっぱり拓海のこと幼馴染としてしか見れない。」
「そ、そっか。」
また玉砕してしまった。
俺は浅川拓海。高校二年生。
自慢じゃないが、身長は平均より高く成績も学年で五位以内をキープ。
スポーツも大体得意、女子からも何回か告白されている。
その告白を断っている理由が、今目の前に居る俺の幼馴染、高田美奈子。
長い黒髪、キリっとした目つき、整った顔立ち、自分に厳しく人に優しい、高校生にして抜群なスタイル、長所を挙げればキリがない。
そんな美奈子に過去二回玉砕している。
今回もダメだった。
俺は美奈子とは付き合えないのか?

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