彼女である幼馴染を寝取られたので脳破壊された勢いでしばき倒したけど、それでも足りずにストレス発散がてら街中かけまわったら翌日俺に助けられたという女の子が現れたけど、どう考えても真っ黒です

「ごめんね、実。私、もう貴方とは付き合えないの」

どういうことだ、これは。
とある放課後。幼馴染にして彼女である瀬谷路夏に呼び出され、校舎裏に赴いた俺こと初小岩実は驚愕していた。
そこには路夏以外に、親友であったはずの宇場津太郎の姿があったのだ。
話を聞いてみると、どうやら俺は親友に彼女を寝取られたらしい。
「うわああああああああああああ!!!!!」
全身が震える。絶望が襲いかかる。
 これが、これが寝取られ。これが、恋人を奪われるということなのか。
 脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。
 絶叫とともに、俺はその場から駆け出した。
 もうこれ以上、ここにいることなんて出来ない。
勢いそのままに、俺は目の前の津太郎へと踊りかかり―――

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