今度こそ幸せになりたくて離婚を決意したところ、無表情な旦那様が「愛してる」と言ってきました。

著者:香月深亜

病気でこの世を去ったセレーナ。
しかし、目を覚ますと十年前のある日に回帰していた。

ある日とは、夫であるアーサーの幼馴染から「アーサーの子を妊娠したから離婚してほしい」と言われた、最悪の日だ。

一度目の人生ではこのとき離婚に応じなかったが、その後待っていたのは、夫に見舞いも来てもらえないまま悲しくこの世を去る人生。

──それならば、いっそ離婚した方がよいのでは?

今度こそ幸せになりたくて離婚を決意したセレーナだったが、なぜかアーサーは離婚したくないと言い出し、「愛してる」と言ってきた。……しかし、その顔は無表情。

「……表情筋はどちらに置いてこられたので?」

これは、『白銀の氷騎士』という異名も持つ無表情な夫・アーサーが、妻・セレーナに諭されながら感情を表していくと愛が溢れてきた、というお話です。

*約2万字の全9話です。

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