クラスの美少女が俺にハニートラップをしかけようとしているのに気付いたが、全力で接待して逆に利用してみることにした

著者:九傷

俺の名前は半崎 天空《はんざき スカイ》。
普通の高校一年生だが、実は秘かに動画配信者をやっている。

俺の開設しているチャンネル『ラピュータチャンネル』では、時々お悩み相談コーナーを設けており、その日は珍しく女の子から相談があった。

そして話を聞いているうちに、その子がどうやらクラスメートだということが判明する。
恐ろしい偶然ではあるが、一応チャンネル登録数2万近くはあるそこそこ人気のあるチャンネルなので、可能性が全くないということはないだろう。

彼女の相談は、「彼氏に何股もされている」という内容だった。
そしてその彼氏もまた、同じクラスの男子だという。
事情を聞き、そのクズっぷりに怒りを覚えた俺は、彼女に協力しヤツを潰すことを決心する。

俺はヤツの調査を行い、ついに決定的な証拠を掴むことに成功した。
あとはどうやってヤツを追い詰めるか……という計画を練っている中、突如クラスの美少女が俺に接触してくるようになった。
調べてみると、彼女はどうやらクズ野郎の彼女の一人らしい。
このタイミングで近付いてきたのは偶然? それとも……

なにはともあれ、これは恐らくハニートラップというヤツなのだろう。
事情を知っている俺は騙されることはない。
……しかし、色々と話を聞くうちに、彼女も利用されているという可能性が浮上してくる。

そこで俺は、彼女を全力で接待してみることにしたのであった。

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