お姉さまの婚約者に一目惚れ~婚約破棄されるとのことで立候補してもいいのかしら?

著者:返り桜

アウルセル家の次女として生まれた私は、お姉さま(エルリカ)の引き立て役で事務や雑務ばかりを任せられました。
成人してから初めて出席できたパーティーは、エルリカお姉さまの婚約パーティーでした。

潤沢な資金があるアウルセル家と、国防を任せられたルクセリア家はどちらも国の支柱となる公爵。その婚約パーティーとあって、それはそれは煌びやかなものです。

しかし、お父様の一言でパーティーは大波乱の様相に。

「ルクセリア家との婚約は破棄するっ!」

しかもあろうことか、私はお姉さまの婚約者に一目惚れをしてしまいます。

「私と婚約してください!」

つい出てしまった一言に後悔する私。
ところが、お姉さまの婚約者は私の申し出をすぐに受け入れてくれたのです・・・

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