暴言クソ野郎に婚約を申し込まれている? らしいので、暴言を返すことにした

わたしは、嫌いなモノとはなるべくなら関り合いになりたくない。

そういう性格をしている。冷めていて可愛げが無い、ともよく言われる。

だというのに、人のことをブスだ地味女だと言って、中等部入学当初からやたら絡んで来るクソガキがいる。

そんなにわたしのことが嫌いなら、無視すればいいのに。わざわざウザ絡みして、わたしに攻撃する意味がわからない。

そうやって過ごしていると、ある日のこと。

ウザ絡みして来るクソガキから、婚約を申し込まれたそうだ。「断固拒否します」と断ったのだが――――

朝の寝込みを襲われ、飾り立てられてお見合いの席へドナドナされてしまった。

互いの両親の前でも、わたしへ暴言を吐き続けるクソガキ。そして、そんなクソガキを咎めもせず、にこにこと「照れてるだけなのよ。本当は、あなたのことが大好きなのに」というクソガキの母親。

わたしの両親も、微笑ましいという顔で笑っている。

それなら、わたしも――――覚悟を決めて、暴言を返してやることにした。

「誰がお前みたいな奴のことを好きになるか。いい加減、自分が嫌われてんの気付け。キモいんだよ。存在自体が目障りだから、わたしの前から消えてくれない?」と。

わたしは、この暴言クソ野郎と結婚させられて、一生コイツに縛られることの方が、我慢ならない。

設定はふわっと。

※タイトルの通り、主人公が暴言を返します。

※人によっては親子関係の地雷あり。

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アルファポリスに掲載。

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