転生者のわたしと、転移者の彼女と

著者:調彩雨

こんな世界、間違っている。
そう思っても、わたしが出来ることなんてろくになかった。
間違っていても、おかしくても。
この世界がそうで、そこで生きるからには、定められた規則に従うしかないのだ。

エカテリーナ・コルガノヴァは別の世界で生きた前世の記憶を持つ転生者だ。
この世界はおかしいと思いながら、どうすることも出来なかった彼女の前に、異世界からの転移者エマ・カツラギが現れる。
転移者のエマは自由な発言で、エカテリーナの世界を歪めて行って。
けれどエマの常識は、このおかしな世界では通用しなかった。

転生者の少女が、転移者の少女に出会うことで、自分の人生を見つめ直すお話。

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