お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚 ※番外編追加しました

著者:岩上翠

「セラフィナ、君との婚約を解消したい」

子爵令嬢セラフィナは、ある日、婚約者から婚約解消を言い渡される。
魔力もなく容姿も平凡、刺繍だけが取り柄で「お針子令嬢」と呼ばれているセラフィナは、美しい妹に婚約者を奪われてしまったのだ。
ところが、傷心の彼女に求婚する男性が現れた。

「私はこの結婚を『白い結婚』、つまり形式的な結婚として、あなたに申し込んでいるのです」

アレクシス・ミドルトン伯爵、別名「氷の伯爵」。
彼が持ちかけたのは、ベッドを共にしない「白い結婚」だった。
結婚すれば城の裁縫室を好きに使っていいと言われ、セラフィナは即座に承諾する。

お飾りの妻として刺繍三昧の生活……のはずが、アレクシスと共に過ごす内に、冷酷無比という噂に反して優しい彼に惹かれていくセラフィナ。

さらに、彼女の刺繍には、不思議な力があることがわかってきて……?

「白い結婚」から始まるラブストーリーです。

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※番外編追加しました(9/7)

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