【完結】聖画鑑賞するためなら、お飾りの妻にだってなりますとも!

「大丈夫です。公爵様が重度のシスコンなのは承知してますから!!」
「言い方! 私は病弱の妹を第一に考えているだけであって、そのような陳腐な言い回しの輩とは違う」
「大丈夫です。重度のシスコンはみんなそう言うので」

エレノアは聖画が何よりも大好きな伯爵令嬢だった。しかし妹のジーナに婚約者を奪われ家を追い出された彼女は、泣き寝入りでも、復讐でもなく、自分の夢のためと奮い立ち起死回生の一手として、重度のシスコンである公爵家当主のヴィクトル様と婚約を結べないか交渉する。
愛のない契約結婚となるが、エレノアは持ち前のフットワークと機転を生かして公爵夫人との役割をしっかりとこなしていく。それを知った妹のジーナは……。

これはお飾り妻であることを自ら望み、自分の夢を叶えるため奮闘する――とある異世界転生者の物語である。

【登場人物】
エレノア……元グレチュ伯爵令嬢。異世界転生者。家を追い出されて庶民になるが……。
デューク……耳長族(エルフ)であり、薬師であり画家(人外)。
ドロシー……エレノアの侍女。
アザゼル……商人。悪魔のような見た目。人外だが……。
ミカエル……神父。天使のような人畜無害の見た目だが……。(人外)
ヴィクトル・ルンディーン……公爵。妹のシャーロットを溺愛している重度のシスコン。
シャーロット・ルンディーン……公爵家の娘。ヴィクトルの妹。

元婚約者
ロマーノ・コンフーネ

妹(元婚約者を寝取った)
ジーナ・グレチュ

9/10内容調整を全体的に行いましたm(__)m
大筋などは変更しておりません。
ご指摘いただきありがとうございます!
※また色々な「異世界転生モノ」「人外もの他数略(「薬の魔物の解雇理由」や「復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる」、「令嬢鑑定士と画廊の悪魔」)他数」「神話/聖書」などの作品をリスペクト及びオマージュしています。尊敬こそすれ、冒涜する気は一切ありません。

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