愛していただけるのでしたら、それで構いません

侯爵令嬢アリーチェは愛に飢えていた。
両親も兄も、一目惚れしたと言って婚約を申し込んできた第二王子でさえ愛してくれない。

ある日彼女は未来視の能力を授かり、それによって婚約者であるランベルトが浮気する未来を知ってしまう。

────あんな人はいらない。そうよ、もっと嫌われたらいいんだわ。

アリーチェは婚約破棄を目指し、嫌われる努力を始めた。
自分と同じ転生者らしき子爵令嬢が陰でランベルトと過度な触れ合いをしていることに感謝しながら、断罪の日を心待ちにする。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー