冤罪で処刑される聖女は、魔王を選ぶ

著者:新 星緒

聖女スピカは冤罪をかけられ、処刑される。国でただひとりの聖女としてがんばってきたのに、なぜか婚約者の王太子が偽物だと言い出したのだ。彼の傍らにはスピカの義妹がいる。

そして彼らは、スピカの大切なひとたちを殺した。彼女が密かに慕っていた護衛騎士も、スピカを守って無惨な死を遂げたのだった。

絶対に許さないと思うスピカの前に、魔王を名乗る存在が現れ、自分を信仰して祈れと言い出した。スピカは迷うことなく――。

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