前世ブラック警備員の俺が、異世界で王女の護衛係をやっています~新しい環境がホワイトだったので真面目に勤務していただけなのに、何故か世界最強と呼ばれるようになってしまった~

著者:夜分長文

「ここ……どこだ……?」

目が覚めると、ケンジは知らない世界にいた。ケンジは高卒で入った毎日休みなし残業まみれの警備会社というブラック環境で警備員として働いていて、毎日眩しい朝日を見上げ叱責されたことを思い出しながら家に帰っていた。今日も過酷な労働をし、やっとの休憩で休んでいたはずなのに、今は執事のような服を着てヨーロッパ風の世界にいる。ケンジは考えるが、答えは出なかった。

そんな中、一人の少女がケンジの前に現れた。

彼女は自分のことをアルド王国の第一王女アリシアと名乗り、不服ながらケンジに語る。

「まあいいわ、とりあえずお父様が口うるさいから戦闘能力だけでも見てあげる。護衛係に相応しいかどうかの試験ね」

「は、はい……?」

突然護衛係としての試験を受けることになり、結果として正式にアリシアの護衛となったケンジは何も知らない異世界で頑張ることにした。

馬鹿にしてくる人間たちにうっかりざまあをしながら。

これは日本でブラック警備員として働いていた人間が転生し、異世界でホワイト(主人公比)な王女の護衛係にジョブチェンジして世界最強へと成り上がる物語。

原案・はにゅう

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