日々を死にゆく剣闘士、あるいは異世界転移したが即日奴隷になった件

著者:高田園子

 ある時、気がつくと主人公は異世界にいた。
「ワオ」
 と主人公。
「こいつはフィクションで言う異世界転移って奴だな。大冒険の始まりだぜ」
 その日のうちに奴隷狩りに捕まった。

 言葉すら通じない異世界へ、着の身着のまま、どころか何も持たずに全裸で来てしまった主人公。
 奴隷商人に捕まり、お情けでふんどしを貰って、ボコボコに殴られながら最低限の会話を覚え、売り払われた先は剣闘士団。
 奴隷剣闘士として身を立てる羽目になった主人公の周囲には、戦争捕虜上がりの外国人や、女装が似合う元家内奴隷といった一癖もふた癖もある連中ばかり。
 頼りになるのは現代日本の衛生環境と栄養学が作り上げた恵まれた体格と、周りの連中よりちょっとはマシな知識のみ。

 異世界転移に救いはなかった。裸一貫奴隷スタートです!

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