引いたらダメらしいから押してみたけれど、やっぱりダメだった

著者:瀬尾優梨

オルセン王国の王女アナスタジアに仕えるフィオナはある日、政略結婚を間近に控えた主君から衝撃的なことを聞かされる。
なんと彼女には前世の記憶があり、この世界は前世の彼女が読んでいた小説の舞台で、このままだとアナスタジアは嫁ぎ先で夫と心を通わせないまま死に別れ、継承戦争が起こってしまうそうだ。

そんな未来を防ごうと志す主君に付き従うフィオナだが、彼女には一つの危惧があった。それは、小説における自分が恋人との間に子どもを作るということ。
「私は恋愛に腑抜けたりしない!」と、フィオナは相手の男であるカルビさん(仮)からの好感度を下げようと努力するが、どうやら逆効果のようで――?

全14話。

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